3000品目追加関税!トルコ追加関税 9月末までの時限措置(2020年4月21日の大統領令2つ)
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2020年4月21日、トルコは3000品目以上に追加関税を課しました。但し、2020年9月30日までの時限措置となっています。日本はカテゴリー8という最も不利な条件のカテゴリーとなっている一方、EUはカテゴリー1で最も有利なので、トルコに輸出する際はEUから輸出する方が得策です。
トルコ 2020年4月21日の大統領令2つ
<目的>
国内産業の保護や貿易赤字の縮小
<概要>
3,000点以上の品目 関税率リスト1 関税率リスト2
4/21〜9月末までの追加関税率(時限措置)
▶︎5%〜50%
<対象品目>
バッグ、革製品、
綿および綿織物、繊維、
衣類、化学工業関連製品、
木製品、陶磁製品、ガラス、
鉄鋼製品、機械類、電気機器 など
具体的事例:6403.12 スキー靴・スノーボードブーツ
日本▶︎トルコ カテゴリー8▶︎50%
EU▶︎トルコ カテゴリー1▶︎0%
HSコード「6403:履物」が軒並み「50%」となっています。
(参考)6403:履物(本底がゴム製、プラスチック製、革製又はコンポジションレザー製で、甲が革製のものに限る。)
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Author:S.I 投稿一覧
2002年筑波大学国際関係学類卒業後、空気圧機器の世界トップメーカーであるSMC株式会社入社。働きながら中央大学の社会人向けビジネススクールに通い2014年3月にMBA取得。2018年までの16年間、当該メーカーにて国際税務(特に移転価格)の経験を積み、多国籍企業の法人税節税に貢献(2018年7月に当該メーカーを退社)。国際税務を担当する中で、多くの企業が関税を無駄に払っている現実に直面。この問題を解決する一助として、独学でプログラミングを習得し、HSコードや関税率を簡単に検索できるサービス「HS CODER」https://hs-coder.com/ を公開、現在運営中。更なるサービス拡大を目指し、2018年10月株式会社ワッグワックを創業。また、2022年2月にフォワーダーのための関税削減アプリhttps://lp.tarifflabo.com/ を開発、公開。現在に至る。