【10分でわかる!!】TPP11 関税ゼロの品目3つご紹介!!
- 2020.03.04
- 10分でわかるシリーズ(動画付き) EPA/FTA 関税
動画はこちら!
TPP11で具体的に関税がゼロになったカナダのケースと、初めて日・ベトナム間で関税がゼロになった品目も2件ご紹介します。TPP11をうまく活用して関税をゼロにしましょう。
<カナダ向け自動車> 6.1%➡︎ゼロ
カテゴリー:CA3
発効時 5.5%
2年目 5.0%
3年目 2.5%
4年目 2.0%
5年目 ゼロ
出典:TPP11 カナダのスケジュール
<ベトナム向け大型車> 70%➡︎ゼロ
日ベトナムや日ASEANのEPAでは関税撤廃の対象となっておりませんでしたが、TPP11で初めて対象になりました。
カテゴリー:VN13-B
発効時 70% 6年目 44.5% 11年目 12.7%
2年目 70% 7年目 38.1% 12年目 6.3%
3年目 63.6% 8年目 31.8% 13年目 ゼロ
4年目 57.2% 9年目 25.4%
5年目 50.9% 10年目 19%
出典:TPP11 ベトナムのスケジュール
<ベトナム向けのオートバイ用ライト> 25%➡︎ゼロ
こちらも、日ベトナムや日ASEANのEPAでは関税撤廃の対象となっておりませんでしたが、TPP11で初めて対象になりました。
カテゴリー:B6
発効時 20.8%
2年目 16.6%
3年目 12.5%
4年目 8.3%
5年目 4.1%
6年目 ゼロ
出典:TPP11 ベトナムのスケジュール
このようにTPP11では、関税撤廃の対象となる品目が過去のEPAに比べて多いので是非ご検討ください。
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Author:S.I 投稿一覧
2002年筑波大学国際関係学類卒業後、空気圧機器の世界トップメーカーであるSMC株式会社入社。働きながら中央大学の社会人向けビジネススクールに通い2014年3月にMBA取得。2018年までの16年間、当該メーカーにて国際税務(特に移転価格)の経験を積み、多国籍企業の法人税節税に貢献(2018年7月に当該メーカーを退社)。国際税務を担当する中で、多くの企業が関税を無駄に払っている現実に直面。この問題を解決する一助として、独学でプログラミングを習得し、HSコードや関税率を簡単に検索できるサービス「HS CODER」https://hs-coder.com/ を公開、現在運営中。更なるサービス拡大を目指し、2018年10月株式会社ワッグワックを創業。また、2022年2月にフォワーダーのための関税削減アプリhttps://lp.tarifflabo.com/ を開発、公開。現在に至る。