【10分でわかる!!】TPP11 HSコードは2011版!!
- 2020.03.03
- 10分でわかるシリーズ(動画付き) EPA/FTA HSコード 関税
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HSコードは5年毎に改定されます 。輸出入申告書と特定原産地証明書に使うHSコードのバージョンは異なるケースがあるので注意が必要です。TPP11は2012年版、日EUEPAは2017年版のHSコードになります。
HSコードの改定とEPAのHSコードのバージョン
「商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約(HS条約)の附属書」は5年ごとに改定されます。従って、現在HS条約加盟国のほとんどで輸出入申告書等の手続きは2017年版(最新版)HSコードに基づいて行われています。
一方、譲許表(スケジュール)や品目別規則のHSコードは、それぞれのEPAが交渉された時点でのHSコードを使用しています。
従って、EPAの特恵関税率を適用する場合、特定原産地証明書やその根拠資料の対比表等はEPA毎に決められたHSコードのバージョンで作成する必要があります。
なお、輸出入申告にあたっては2017年版(最新版)HSコードに基づいて行います。
日本が締結しているEPAのHSコードのバージョン
HS2002:シンガポール・メキシコ・マレーシア・チリ・タイ・インドネシア・ブルネイ・フィリピン・ASEAN
HS2007:ベトナム・スイス・ペルー
HS2012:オーストラリア・モンゴル・TPP11
HS2017:EU
税関の実行関税率表の見方
日本の税関の実行関税率表ではそれぞれ下記のバージョンを利用ください。
HS2002:2006年4月版
HS2007:2011年8月版
HS2012:2016年6月7日版
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Author:S.I 投稿一覧
2002年筑波大学国際関係学類卒業後、空気圧機器の世界トップメーカーであるSMC株式会社入社。働きながら中央大学の社会人向けビジネススクールに通い2014年3月にMBA取得。2018年までの16年間、当該メーカーにて国際税務(特に移転価格)の経験を積み、多国籍企業の法人税節税に貢献(2018年7月に当該メーカーを退社)。国際税務を担当する中で、多くの企業が関税を無駄に払っている現実に直面。この問題を解決する一助として、独学でプログラミングを習得し、HSコードや関税率を簡単に検索できるサービス「HS CODER」https://hs-coder.com/ を公開、現在運営中。更なるサービス拡大を目指し、2018年10月株式会社ワッグワックを創業。また、2022年2月にフォワーダーのための関税削減アプリhttps://lp.tarifflabo.com/ を開発、公開。現在に至る。