関税削減!!ロシアのFTA 締約国紹介!
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ロシアのFTA締約国をまとめました。ポイントはユーラシア経済連合(EEU)が締結している国です。ベトナムとEEU間にFTAがありますので、ベトナムの生産拠点は関税の観点から有利です。
ロシアはどの国とFTAを結んでいるのか?
ロシアは、下記の国と、FTAとは実質的に少し違う「FTA」を結んでいます。こちらの「FTA」は、同盟国間では関税の撤廃や低減などの条項がありますが、同盟国以外の国に対して、共通の関税を設定することが可能です。したがって、通常の自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)とは異なる性質を持つ協定と考えられます。つまり、同盟国の間で協力して保護主義的な貿易政策を取ることができるためです。
アルメニア(1993年)
キルギス(1993年)
アゼルバイジャン(1993年)
ベラルーシ(1993年)
モルドバ(1993年)
タジキスタン(1993年)
トルクメニスタン(1993年)
ウズベキスタン(1993年)
カザフスタン(1993年)
セルビア・モンテネグロ(2006年)
EEUが締結しているFTA
ユーラシア経済連合(EEU)はロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスで構成された地域経済同盟です。こちらEEUが下記国とFTAを締結しています。
ベトナム:2016年
シンガポール:2019年
セルビア:2019年
イラン:2019年
特にベトネムとのFTAを特徴的です。つまり、ロシア市場に対してベトナムは有利に輸出することができます。
ロシアに生産拠点を構築するのはありか?
このように、ロシアは世界の多くの国とFTAを締結しておりません。したがって、ロシアの生産拠点を設けて、そこから輸出することにはあまり向きません。ただ、これからも成長が見込まれる国内市場向けの工場を建設するというのは検討の余地があると思います。
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