10%の追加関税!フィリピン 原油・石油製品!!
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5月2日の大統領令でフィリピンは原油・石油製品についての10%追加関税を発表しました。さらに、フィリピンは現在全輸入商品の5%の追加関税を検討しています。フィリピンとの取引がある企業様を今後の動きを注視ください。
フィリピン 2020年5月2日の大統領令
<目的>
新型コロナウイルスの感染拡大防止の政府予算に充当
<概要>
原油および石油製品の輸入関税を10%引き上げ
<条件>
ただし、国際石油価格が上昇したとエネルギー省(DOE)および財務省(DOF)が判断した場合は、大統領令による今回の10%引き上げを、直ちに0%とするとしています。
全輸入製品に5%の追加関税検討中
<目的>
新型コロナウイルスの感染予防対策予算を捻出(5000億円程度)
<概要>
新型コロナウイルスの感染予防対策予算を捻出全ての輸入製品に5%の追加関税を課すことを検討しています。
フィリピンとの取引がある企業様を今後の動きを注視ください。
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Author:S.I 投稿一覧
2002年筑波大学国際関係学類卒業後、空気圧機器の世界トップメーカーであるSMC株式会社入社。働きながら中央大学の社会人向けビジネススクールに通い2014年3月にMBA取得。2018年までの16年間、当該メーカーにて国際税務(特に移転価格)の経験を積み、多国籍企業の法人税節税に貢献(2018年7月に当該メーカーを退社)。国際税務を担当する中で、多くの企業が関税を無駄に払っている現実に直面。この問題を解決する一助として、独学でプログラミングを習得し、HSコードや関税率を簡単に検索できるサービス「HS CODER」https://hs-coder.com/ を公開、現在運営中。更なるサービス拡大を目指し、2018年10月株式会社ワッグワックを創業。また、2022年2月にフォワーダーのための関税削減アプリhttps://lp.tarifflabo.com/ を開発、公開。現在に至る。