RCEPの原産地規則は「締約国原産」を採用!!

RCEPの原産地規則は「締約国原産」を採用!!

原産地規則には「締約国原産」と「協定原産」があり、RCEPは「締約国原産」を採用しています。以下2つの違いを見ていきます。

RCEPの「締約国原産」とは?

物流:締約国A▶︎締約国B▶︎締約国C 

上のような物流だった場合、「締約国Aで原産品になったとしても、締約国Bで原産品として認められないと締約国Cで輸入するときに関税は安くなりません」というのが締約国原産という考え方です。締約国毎に原産性の判断が必要になります。

TPPの「協定原産」とは?

なお、TPPは「協定原産」を採用しています。
「締約国原産」のRCEPと異なるので注意してください。

TPPでは、締約国内を仮想的な一つの領域と考え、「TPP原産品」は関税の撤廃・削減の対象となります。

物流:締約国A▶︎締約国B▶︎締約国C 

つまり、先ほどと同じ物流であれば、締約国Aで一旦TPP原産品になれば締約国Cで輸入するとき原産性は維持されます。こっちの方が簡単でいいですね。

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