【10分でわかる!!】検認 今後増える可能性大!?
- 2020.02.22
- 10分でわかるシリーズ(動画付き) EPA/FTA 関税
動画解説はこちら!!
今回は、日EU EPAの検認についてです。輸入国税関は輸入者に情報提供を依頼できますが、直接輸出者に情報提供を依頼できません。自己申告の方法(①輸出者が作成した原産地に関する申告文②輸入者の知識)によって手続が異なるので注意が必要です。
目次
原産地手続
証明手続
記録の保管
検認
検認
輸入国税関から原産品であるかどうかの確認の要求があった場合、輸出者、生産者、輸入者は、要求内容に応じて直接もしくは間接的に対応する必要があります。
(1)輸出者が作成した原産地に関する申告文
初回(3ヶ月以内に回答)
輸入国税関(➡︎依頼)輸入者(➡︎回答)輸入国税関
(注)輸入者が輸出者に依頼し、輸出者から輸入国税関に直接回答も可能(その場合はその旨を輸入者は輸入国税関に連絡)
追加情報(輸入時より2年以内に要請、10ヶ月以内に回答)
輸入国税関(➡︎依頼)輸出国税関(➡︎依頼)輸出者(➡︎回答)輸出国税関(➡︎回答)輸入国税関
(2)輸入者の知識
初回(3ヶ月以内に回答)
輸入国税関(➡︎依頼)輸入者(➡︎回答)輸入国税関
追加情報(輸入時から2年以内に要請、3ヶ月以内に回答)
輸入国税関(➡︎依頼)輸入者(➡︎回答)輸入国税関
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Author:S.I 投稿一覧
2002年筑波大学国際関係学類卒業後、空気圧機器の世界トップメーカーであるSMC株式会社入社。働きながら中央大学の社会人向けビジネススクールに通い2014年3月にMBA取得。2018年までの16年間、当該メーカーにて国際税務(特に移転価格)の経験を積み、多国籍企業の法人税節税に貢献(2018年7月に当該メーカーを退社)。国際税務を担当する中で、多くの企業が関税を無駄に払っている現実に直面。この問題を解決する一助として、独学でプログラミングを習得し、HSコードや関税率を簡単に検索できるサービス「HS CODER」https://hs-coder.com/ を公開、現在運営中。更なるサービス拡大を目指し、2018年10月株式会社ワッグワックを創業。また、2022年2月にフォワーダーのための関税削減アプリhttps://lp.tarifflabo.com/ を開発、公開。現在に至る。