【10分でわかる!!】日豪EPA TPP11とどっちがお得?
- 2020.03.11
- 10分でわかるシリーズ(動画付き) EPA/FTA HSコード 関税
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日本・オーストラリア間で取引がある場合、日豪EPAとTPP11のどちらかを活用するか選択できます 。今回は、具体的に6402.20.00で譲許表(スケジュール)を比較し、どちらが得か検証してみました。
目次
HSコード:6402.20.00 ビーチサンダルの例
TPP11
カテゴリーB4:4回の毎年均等な関税引き下げにより4年目に関税が撤廃
日豪EPA
カテゴリーF:2018年4月1日以降均等割とし、2022年4月1日撤廃
譲許表(スケジュール)比較
TPP11 基準レート5%
- 2018年12月 3.7%
- 2019年1月 2.5%
- 2020年1月 1.2%
- 2021年1月 ゼロ
日豪EPA 基準レート5%
- 2018年4月1日 4%
- 2019年4月1日 3%
- 2020年4月1日 2%
- 2021年4月1日 1%
- 2022年4月1日 ゼロ
TPP発効前までは、日豪EPAの関税率が最も低かったですが、TPP11発効後はTPP11の方がお得で、2020年3月時点でも同様で変わりありません。
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Author:S.I 投稿一覧
2002年筑波大学国際関係学類卒業後、空気圧機器の世界トップメーカーであるSMC株式会社入社。働きながら中央大学の社会人向けビジネススクールに通い2014年3月にMBA取得。2018年までの16年間、当該メーカーにて国際税務(特に移転価格)の経験を積み、多国籍企業の法人税節税に貢献(2018年7月に当該メーカーを退社)。国際税務を担当する中で、多くの企業が関税を無駄に払っている現実に直面。この問題を解決する一助として、独学でプログラミングを習得し、HSコードや関税率を簡単に検索できるサービス「HS CODER」https://hs-coder.com/ を公開、現在運営中。更なるサービス拡大を目指し、2018年10月株式会社ワッグワックを創業。また、2022年2月にフォワーダーのための関税削減アプリhttps://lp.tarifflabo.com/ を開発、公開。現在に至る。