関税削減!!インドのFTAインド製品はどこに輸出すべきか?
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今回は、日系企業も工場を持っていることの多いインドのFTAをまとめました。インドの主なFTA締約国は、韓国、日本とASEANになります。EUや中国とのFTAはありません。
インドが締結している2国間FTA
インド・スリランカ:2001年12月
インド・韓国 CEPA:2010年1月
インド・マレーシア CEPA:2011年7月
インド・日本 CEPA:2011年8月
(参考)中国やEUとは締結しておらず、交渉中です。
インドはASEANとFTAを締結
ASEANが結んでいるFTA
ASEAN:ブルネイ・シンガポール・マレーシア・ベトナム・インドネシア・ミャンマー・カンボジア・フィリピン・タイ・ラオス
ASEAN・日本
ASEAN・インド
ASEAN・韓国
ASEAN・中国
ASEAN・豪州+ニュージーランド
このように、インドは現時点ではそれほど多くのFTAは結べておりません。日系企業がインドに工場があって、インドの原産地資格を得れる場合は、ASEANとのFTA、韓国と日本とのCETA程度となります。
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Author:S.I 投稿一覧
2002年筑波大学国際関係学類卒業後、空気圧機器の世界トップメーカーであるSMC株式会社入社。働きながら中央大学の社会人向けビジネススクールに通い2014年3月にMBA取得。2018年までの16年間、当該メーカーにて国際税務(特に移転価格)の経験を積み、多国籍企業の法人税節税に貢献(2018年7月に当該メーカーを退社)。国際税務を担当する中で、多くの企業が関税を無駄に払っている現実に直面。この問題を解決する一助として、独学でプログラミングを習得し、HSコードや関税率を簡単に検索できるサービス「HS CODER」https://hs-coder.com/ を公開、現在運営中。更なるサービス拡大を目指し、2018年10月株式会社ワッグワックを創業。また、2022年2月にフォワーダーのための関税削減アプリhttps://lp.tarifflabo.com/ を開発、公開。現在に至る。