消費税還付 会社は得ではない
- 2020.03.27
- 関税
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消費税は消費者が負担するものです。企業は間に入って、右から左へ流しているだけなので、還付されても損得はありません。逆に企業が消費税の申告を間違えると本来負担すべきでない消費税を企業が負担することとなり、損してしまいますので注意ください。
消費税の最終負担は消費者 正しい流れ
赤い➡︎は消費税の流れ 白い➡︎は取引(モノ)の流れ
① 部品メーカーBは、輸入仕入に伴う消費税20万円を、国家に納める
②自動車メーカーAは、国内仕入の消費税40万円を、部品メーカーに納める
③消費者は、購入した自動車の消費税30万円を、自動車メーカーAに納める
④部品メーカーBは、受け取った消費税(40万円)から支払った消費税(20万円)を引いた金額20万円を、国家に納める
⑤自動車メーカーAは、受け取った消費税(30万円)より支払った消費税(40万円)の方が10万円多いので、国家から10万円の還付を受ける。
結果的に企業は消費税の損得はなく(差し引きゼロ)、消費者の負担した30万円が国に納められたことになります。
消費税の処理を企業がミスると。。。企業が負担
赤い➡︎は消費税の流れ 白い➡︎は取引(モノ)の流れ
① 部品メーカーBは、輸入仕入に伴う消費税20万円を、国家に納める
②自動車メーカーAは、国内仕入の消費税40万円を、部品メーカーに納める
③消費者は、購入した自動車の消費税30万円を、自動車メーカーAに納める
④部品メーカーBは、受け取った消費税(40万円)から、支払った消費税(20万円)を引き忘れ、国家に40万円を納める
(⑤自動車メーカーAは、国に10万円の還付を申請し忘れる)
自動車メーカーと部品メーカーが消費税の申告ミスの結果、国家は消費税を30万円多く受領したままとなる。
なお、会社が「更正の請求」をしないと間違えて多く払った税金は戻ってきません(申告から5年以内)
まとめ
1. 消費税は消費者が負担している
2. 企業は間に入っているだけなので、還付されても損得はない
3. 企業が消費税の計算をミスると消費税を企業が負担していることに
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