関税削減!!中国のFTA どこに輸出したらお得なのか??
動画解説はこちら!!
中国は、米国やEUとはFTAを締結しておらず、世界の主要なマーケットに関税を抑えてアクセスすることが出来ません。但し、中国とASEAN間にFTAがあるため、東南アジアには道が開かれています。したがって、米国やEUへのサプライチェーンは東南アジア(例:ベトナム)経由で輸出するという選択も一つです。
中国が締結しているFTA
アジア・オセアニア
中国・ASEAN:2005年7月(物品)
中国・香港:2016年6月
中国・マカオ:2016年6月
中国・韓国:2015年12月
中国・オーストラリア:2015年6月
中国・パキスタン:2019年12月
ASEAN及び韓国と中国はFTAがあるので、アジアの主要国とはFTAを締結しています。なお、ASEAN以外で市場が大きいインドとはFTAを結んでおりません。
南米・ヨーロッパ
中国・ペルー:2010年3月
中国・コスタリカ:2011年8月
中国・チリ:2019年3月
中国・アイスランド:2014年7月
中国・スイス:2014年7月
EUとはFTAがありません。また、北米(米国、カナダ、メキシコ)ともありません。EUではないスイスとは締結しています。
ASEANのFTA(参考)
ASEAN:ブルネイ・シンガポール・マレーシア・ベトナム・インドネシア・ミャンマー・カンボジア・フィリピン・タイ・ラオス
ASEAN・日本
ASEAN・インド
ASEAN・韓国
ASEAN・中国
ASEAN・豪州+ニュージーランド
中国はASEANとFTAを締結しているので、上記の国においては減免された関税率で中国原産資格の製品を輸入できます。したがって、米国やEUへのサプライチェーンはASEANで米国やEUへのルートが開かれている国(例:ベトナム)経由で輸出するという選択肢もあります。
この記事に関するお問い合わせや専門家への無料相談はこちらから!
-
前の記事
関税削減!韓国のFTA 第2弾 日系企業の事例紹介!! 2020.06.06
-
次の記事
関税削減!!EUのFTA EU製品はどこに輸出したらお得か?? 2020.06.10