関税削減!!EUのFTA EU製品はどこに輸出したらお得か??
- 2020.06.10
現時点で、EUはFTAをあまり多く締結しておりません。主な締結先は、韓国、スイス、日本です。なお、2020年8月にベトナムとのFTAが発効する見込みなのでこちらは注目度大です。
FTA・EPAを活用すれば、関税を削減できます!
現時点で、EUはFTAをあまり多く締結しておりません。主な締結先は、韓国、スイス、日本です。なお、2020年8月にベトナムとのFTAが発効する見込みなのでこちらは注目度大です。
中国は、米国やEUとはFTAを締結しておらず、世界の主要なマーケットに関税を抑えてアクセスすることが出来ません。但し、中国とASEAN間にFTAがあるため、東南アジアには道が開かれています。したがって、米国やEUへのサプライチェーンは東南アジア(例:ベトナム)経由で輸出するという選択も一つです。
韓国は、米国、EU、中国とFTAを締結しており、世界の主要なマーケットに関税を抑えてアクセスすることが可能です。そのような効果を狙って、韓国のFTAを活用した日系企業の事例を簡単に紹介します。
タイに生産拠点を置いた場合、どのようなFTAが活用できるのかにつき説明しす。今までは、アジアの生産拠点はタイ、米国EUの生産拠点はメキシコという形が多かったです。ベトナムがTPP11のメンバーであることや、EUとのFTA締結を控えており、今後ベトナムに生産拠点を置くメリットはさらに増大するでしょう。
メキシコに生産拠点を置いた場合、どのようなFTAが活用できるのかにつき説明しました。NAFTAやTPP11のメンバーでもあるメキシコに拠点を持つことで、特にアメリカ大陸へのサプライチェーンを効率的に構築することが可能です。さらには、EUとのFTAも2000年7月に締結済みなので、EUへの輸出も効果的です。
ベトナムに生産拠点を置いた場合、どのようなFTAが活用できるのかにつき説明しました。ASEAN加盟国でもあり、TPP11のメンバーでもあるベトナムに拠点を持つことで、サプライチェーンを効率的に構築することも可能です。近々EUとのFTAも予定されており、これが実現するとさらに選択の幅は広がります。
韓国は早くからFTAを主要国と締結しています。特に中国、EU、米国と結んでいるインパクトは大きく、韓国を輸出のハブとして活用している日系企業も多くあります。ぜひ韓国のFTAを活用できないか検討ください。
動画解説はこちら! 5月2日の大統領令でフィリピンは原油・石油製品についての10%追加関税を発表しました。さらに、フィリピンは現在全輸入商品の5%の追加関税を検討しています。フィリピンとの取引がある企業様を今後の動きを注視ください。 フィリピン 2020年5月2日の大統領令 <目的> 新型コロナウイルスの感染拡大防止の政府予算に充当 <概要> 原油および石油製品の輸入関税を10%引き上げ <条件 […]
日EU EPAのガソリンエンジン・ディーゼルエンジンの一部(その他のシートベルト)のスケジュール(譲許表)は発効の2019年2月から徐々に下がり、4年後に撤廃されます。ただし、これらの付加価値基準は4年目から厳しくなるので注意ください(現在はEU側のスケジュールは2年目)。
日EU EPAの自動車部品の一部(その他のシートベルト)のスケジュール(譲許表)は発効の2019年2月から徐々に下がり、6年後に撤廃されます。ただし、これらの付加価値基準は4年目から厳しくなるので注意ください(現在はEU側のスケジュールは2年目)。自動車とは厳しくなる時期が異なります。