半年間通関申告猶予!!イギリスは2021年1月から6月までEUからの輸入につき通関緩和措置をとります
- 2020.06.23
2021年1月から6月までは、EUからイギリスの通関申告は猶予されます。なお、2021年7月からは、EU域外からの輸入と同様の通関手続きが必要になります。今後EUとイギリスでFTAが締結されたとしても、今までと異なり通関手続きは必ず必要になりますので注意してください。
FTA・EPAを活用すれば、関税を削減できます!
2021年1月から6月までは、EUからイギリスの通関申告は猶予されます。なお、2021年7月からは、EU域外からの輸入と同様の通関手続きが必要になります。今後EUとイギリスでFTAが締結されたとしても、今までと異なり通関手続きは必ず必要になりますので注意してください。
ロシアのFTA締約国をまとめました。ポイントはユーラシア経済連合(EEU)が締結している国です。ベトナムとEEU間にFTAがありますので、ベトナムの生産拠点は関税の観点から有利です。
2019年6月28日にEU・メルコスール間のFTAが暫定合意されました。正式合意にはまだ不透明なところもあります。EUにとっては最も大きいFTAになる見込みで、EUが受けられる関税削減の恩恵はカナダと日本とのFTA(EPA)を合わせた分の4倍です。
今回は、日系企業も工場を持っていることの多いインドのFTAをまとめました。インドの主なFTA締約国は、韓国、日本とASEANになります。EUや中国とのFTAはありません。
ベトナム・EU間のFTAが2020年8月1日に発効する見込みです。 ベトナムはこれで、世界の主要なマーケットをFTAでカバーできる形となりました 。ますますベトナムを生産拠点にするメリットが高まりました。
米国はFTAを比較的締結していますが、EUや中国といった大きな市場を有する国とは締結していません。古くからNAFTA(米国・カナダ・メキシコ)はありますが、2国間FTAで主な締結先は、韓国ぐらいです。
現時点で、EUはFTAをあまり多く締結しておりません。主な締結先は、韓国、スイス、日本です。なお、2020年8月にベトナムとのFTAが発効する見込みなのでこちらは注目度大です。
中国は、米国やEUとはFTAを締結しておらず、世界の主要なマーケットに関税を抑えてアクセスすることが出来ません。但し、中国とASEAN間にFTAがあるため、東南アジアには道が開かれています。したがって、米国やEUへのサプライチェーンは東南アジア(例:ベトナム)経由で輸出するという選択も一つです。
韓国は、米国、EU、中国とFTAを締結しており、世界の主要なマーケットに関税を抑えてアクセスすることが可能です。そのような効果を狙って、韓国のFTAを活用した日系企業の事例を簡単に紹介します。
タイに生産拠点を置いた場合、どのようなFTAが活用できるのかにつき説明しす。今までは、アジアの生産拠点はタイ、米国EUの生産拠点はメキシコという形が多かったです。ベトナムがTPP11のメンバーであることや、EUとのFTA締結を控えており、今後ベトナムに生産拠点を置くメリットはさらに増大するでしょう。